デイケアは、要介護1～5の認定を受けた高齢者に対し、身体・生活機能の維持と回復を促すリハビリテーションや日常生活の支援を行うサービスです。「通所リハビリテーション」とも呼ばれ、一般的に病院・診療所・老人保健施設などに併設されています。

デイケアとよく混合されるものにデイサービスがありますが、これらは全くの別物です。デイケアは、利用者の自立を目指し、リハビリテーションに特化したサービスを実施しています。一方デイサービスは、利用者の心身の健康を保つことに注力しています。介助サービスに加え、レクリエーションなどの交流の場も設けて、一人ひとりの生きがいを作るのが主な目的と言えます。

デイケアでは、自立した生活ができる状態に持っていくためのケアがメインになってくるため、「高齢者を喜ばせたい」というよりも「高齢者の身体機能を向上させたい」という思いが強い人に最適な職場だと言えるでしょう。

リハビリテーションに特化したデイケアの現場には、医師・看護師・リハビリの専門職(理学療法士・作業療法士・言語療法士)が必ず配置されています。
そのため、医療従事者と連携しながら業務を遂行することになります。介護だけでなく、医療の知識にも触れることができるのは、介護士として大きな強みになるでしょう。デイケアの仕事が気になっている方は、デイケアの業務内容や役割をしっかり調べてみて、自分らしく働くことができるかをイメージしてみてください。